TS-770の受信感度が気になる。受信感度云々以前に、入力される信号がどれだけ減衰しているのか調べた。
1.本体背面コネクタからファイナルからの同軸線先端までで2~3dBのロス。
3dBは電力でいうところの半分となる値です。大きいですね。
2.本体背面コネクタから同軸先端をRF_Uの基板に接続し基板のパターンで計測すると
7dBのロス。同軸先端のオスとメスの接触で4~5dBのロス。
同軸先端コネクタTMPの芯外周に半田を付けることで概ね解消。
3.その他としてMIX(B)~RF_U_43Hの同軸TMPコネクタの芯にも半田で僅かにコーティング。Sメータが振れに改善あり。MIX(B)~MIX(A)、MIX(A)~IF(IF側のみ)にも同様に。
一概にRFユニットのQ20,Q21の増幅が悪いという事でもないようです。L30とL33。同軸コネクタの減衰はどうなのだろう。アンテナから受信した信号も無線機に辿り着くころには数dB減衰しているだろうから、現状では145MHzと同じようなメータの振りや受信感度は得られるわけがなさそうだ。プリアンプの必要性を感じる今日この頃。ファイナルに入れるか。気が向いたら。
それにしても些細な事を気にするだけでSメータの振りが良く成ります。TMPコネクタも取り外しは容易でも繰り返すことでロスは増え感度の低下を招いてしまうようです。2SC2549は交換しなくてもよかったかもしれません。