リニアアンプのPWRスイッチを入れると電源の保護装置が働く。リニアアンプのPWRスイッチをあらかじめONし、電源を入れると保護回路は働かない。リニアアンプのDC入力に何気なしに余っていた470μFを入れていた。470μFを取り外すことで保護回路は働かなくなった。電解コンデンサの容量を大きくすると突入電流が大きくなり保護回路が働いてしまうというもの。確かに短時間に今回コンデンサが充電完了となるまで大きい電流が流れてしまうのだろう。計算方法があるのだろう。ただ、経験則や理論的な値から導かれたであろう簡易的な方法を書いたサイトがあった。
電解コンデンサの容量(μF)=電源の消費電力×3というもの。今回の場合、13.8×7.5×3=310≒330μFとる。あとは実験あるのみ。今回は470μFと一緒につけている100μF+10μFとするか。因みに470μFだった場合の出力電力は60Wを少し超える場合もあった。470μFを取り外すと60W~55Wの範囲。5Wくらいの差が生じる結果となった。ということで、在庫次第ではあるけれども100μFを超える容量を取り付けたいところ。100μFを取り外して470μFを取り付けるべきか。以前にテストしたMRF255p-pや200Wでも同様の突入電流による保護回路動作があった。今回使用している12V電源は、テスト用として処分するPCから取り出した電源でDC+12Vは10A。
その他
逆接続時の保護ダイオード取付。送信LEDの制限抵抗変更。
その後
470μFのみとしテスト。保護回路動作。470μFを取り外し220μFへ。問題なし。その前に220μFの極性を間違えてパンク。
動作確認の為、CQを出すも応答なし。残念。
更にその後
リレードライバを2SC1815から2SC2120に変更。一先ずこれでリニアアンプとして最低限の機能は満足したと思われる。次は配線の整理とプリアンプの製作。昨晩よりFT-690の液晶の挙動がおかしい。電源投入時は問題なし。時間経過とともに全て消灯する。ONとOFFを繰り返し、消灯するといった具合。