HP 8640B その3

昨日に引き続き、HP 8640B電源部A20基板にある5.2Vのパイロットランプが点灯しない問題の原因究明作業です。恐らくこの5.2Vがカウンタユニットなどの電源も兼ねているのではと思われます。昨日はA20基板や電源トランス→整流→平滑→A20基板と問題がないことを確認しておりますので、その先のシリーズトランジスタを調べます。写真右上が5.2V用です。2N3055でした。B→C,B→Eの電圧確認。hFE問題なし。再接続→電源投入。カウンタユニットの表示あるも周波数はゼロのまま。5.2Vのパイロットランプ点灯確認。2N3055を取り外す際に感じました。確り締まっていないことを。hFEは15程度と正常でした。

カウンタユニットはよくわかりません。昨日動作を確認した別の個体のカウンタユニットと交換すると周波数表示確認。カウンタユニットも問題を抱えていたようです。内部にタンタルコンデンサがありましたので怪しいかもしれません。カウンタユニットの切り替えスイッチは問題なし。また後日原因を調べたいと思います。

別の個体は出力信号が時間が経つと下がる傾向や電源投入で発振されない場合があるなど不安定ですので、今回復活した個体を使用します。これで安定した信号源が確保できました。オプションユニットも組み込まれていますので1024MHzまで動作します。
残として、AM変調のボリュームにガリ?がありそうです。変調度の調整が難あり。100%の変調度にはなるようです。FMは未確認。

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