HP 8640B その2

いただいた2台のうちの1台。信号の出力が確認できた個体。信号が出力される場合とされない場合があるようです。また長時間電源を入れていると、出力レベルが弱くなるようです。電源の平滑コンデンサから液漏れが確認できました。1個の8200μHは交換すみでした。ネジ式の電解コンデンサへの修理対応の案が素晴らしいです。ニッケルメッキのスペーサをはんだ付けし、ネジ式の電解コンデンサの代わりとしていました。これには関心です。
もう1台。平滑コンデンサ後の+5.2Vを出力する基板のLEDが点灯しません。正常の場合は点灯するようです。信号出力のある個体では点灯しています。この基板を疑ってレギュレータIC723を交換しましたが変化なし。そもその別の個体にこの基板を差し込んでも問題なしです。この基板の4番7番の端子は基板上で導通しGNDとの抵抗値もあるのですが、問題となっている個体では4番7番とGNDの抵抗値がゼロに近いです。なんらかの原因で短絡している模様。整流側からの電圧は13.8Vと低いです。短絡しているせいでしょうか。正常値で15V。あれこれと悩んでおりましたが、おそらく5.2Vの制御基板から外に出された出力トランジスタに問題があるような気がします。

画像左が5.2V+44.6V基板。画像右は電源トランス後の整流基板。組み込まれている部品のタイプから相当の古い年代を感じ取ることができるらしいです。私にとっては見たこともないものです(^^;
SGがあると便利だろうなといただいたものをなんとか復活させるべく作業をしておりますが、重量が思いのほか重く腰や上半身に堪えます。ついつい食べ過ぎてしまうこの季節にはいいトレーニングなのかもしれません(^^;;。
今回の修理。いよいよジャン測の領域に踏み込んでしまいました。測定機器が必要以上に増えなければいいのですが。

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