圧縮測定値の補正乗数/メンテの記録73

圧縮圧力が低かったのはメンテの記録72の通り。
圧縮測定機器。よく見ると、燃焼室容積を測定時に増やしてしまう要因がいくつか。
1.プラグ接続部のおネジが短いφ12×8mm(0.91cc)
2.測定メーターに接続するためのパイプφ8.2×200mm(10.56cc)
3.パイプとメーターを接続するカプラまでの部分φ5.2×30mm(0.64cc)

排気量1052cc(263.1cc×4)
圧縮比Cr=11
燃焼室容積Vc=263.1/(11-1)=26.31cc
測定時の燃焼室容積VC’=26.31+0.91+10.56+0.64=38.42cc
測定時の圧縮比Cr’は 38.42=263.1/(Cr’-1)、Cr’=7.85

ここで、測定圧力P1、測定時の燃焼室容積Vc’
燃焼室容積から換算した圧縮圧力P2、燃焼室容積Vc
ポリトロープ指数をn=1.25とすると(通常運転の内燃機関でn=1.3~1.35)
P1×Vc’^n=P2×Vc^n
P2=P1×(Vc’/Vc)^n=P1×(38.42/26.31)^1.25=1.60×P1
よって、測定したメーター値を1.6倍することで、実際の圧縮率を求められる。
また、メーターはbarなのでkg/cm^2に換算するにはbar×1.01972となるので
P2は1.6×1.01972×P1=1.63×P1となる。
数が1.63。barからkg/cm^2の換算含む。

ポリトロープ指数nは
PV^n=一定で定義される。Polytropic Indexが英語。

メーター値はそれぞれ以下の通り
1番6.6bar、2番7.7bar、3番7.4bar、4番8.0bar
計算すると換算した圧縮比は
1番1.63×6.6bar=10.7kg/cm^2
2番1.63×7.7bar=12.5kg/cm^2
3番1.63×7.4bar=12.0kg/cm^2
4番1,63×8.0bar=13.0kg/cm^2となる。
全てがサービスマニュアルの9.0~13.8kg/cm^2の範囲内にある。
ただ、圧力差は1.0kg/cm^2以下であるべきとの事。マニュアルには記載なし。
とすると1番が範囲内ではあるけれども怪しい雰囲気を感じる。
カーボンの噛み込みなど。
やはり燃料添加剤やハイオクガソリンを入れることで、洗浄することで改善があるかもしれない。油面調整じには1番のみが高い油面だったのも今回の測定結果から納得できる。
インマニ側からバルブを覗くと、濡れてこんもりと1番の吸気側バルブに堆積物あり。他の気筒も同様にあるけれども、1番が特にひどい。

ということで、圧縮を測定する機器は海外製の安いものが入手できるけれども、測定した圧力が低いからと言って肩を落とすことはないことをお伝えしたい。現に私は肩を落とし、ヘッドをばらさないといけない?ヘッドカバーガスケットを交換した際に隙間ゲージだけでも差し込んでおけばよかったと。

Geminiに聞きました。今回の計算方法を。測定器の配管を測り容積を計算し、換算するための乗数を計算したわけです。

何かの参考になればいいと思うと同時に、自分の備忘録として残します。

その他として
1番の圧縮圧力が低い件は、プラグホールから僅かにオイルを垂らし、ウェットテストを実施した。オイルで気密性を高めて圧縮が上がるかどうかを調べたのですが、変化なしです。ピストンリング等は問題なさそうです。写真は全てドライテストを実施したもの。
あとはポリトロープ指数の1.25はセルを回すくらいの値で、適正かどうかという話もあって。内燃機関の場合、通常運転中のポリトロープ指数は1.3~1.35らしく、低回転であるセルモータ動作時のポリとローブ指数を1.25とした。サービスマニュアルでは@320rpmと書かれている。バッテリーが弱ければもっとポリとローブ指数は下がるのかもしれません。バッテリーを交換して数か月と比較的良好な状態ではあります。

燃料洗浄剤とハイオクガソリンで満タン2回分を使ったくらいにまた圧縮圧力を測定しようと思います。前回調整した同調に違和感を感じ、バタフライ4つをノギスを使ってそろえたので、エンジン内部の洗浄が進むことで、安定した状態に近づくと思われます。タンク2回分で走行後に圧縮を測り、同調を取る予定です。その頃にはオイル交換をする予定。オイルの流通が悪く入手が難しくなっているようですが、幸いに手持ちで冴強10W-50が4本あります。今まで気づかなかったけれども冴強はelfとの協力。MOTULと協力して作られたオイルもあるということを知る。こちらはエステル系らしい。

今回の測定の結果より、圧縮圧力は高い状態が維持されていることを考えると、購入時の走行距離27000km程度はメーター1周したわけではないという証拠でもあるのかもしれない。差はあるものの、まだまだ元気。よかった。

燃焼の順番を考えると
1-2-4-3
10.7kg/cm^2ー2番12.5kg/cm^2ー4番13.0kg/cm^2ー3番12.0kg/cm^2
圧縮圧力さをみても、ムラがあり、アイドル回転数の変化がありそうな気がするし
1-2と3-4のキャブの同調をみても
10.7kg/cm^2-12.5kg/cm^2と12.0kg/cm^2-13.0kg/cm^2で左右差が大きい気がする。
つまり、スロージェットは同じなので、バタフライ開度の違いが大きく出るのではと。結果、中回転から高回転の違いとなり、低回転ではそこそこでも回しても楽しくない、、、が始まってしまう。つまりは、4気筒の差は小さいほうがいいと思う。広い範囲で比較的近い開度にするためにも。

Geminiと一緒に考えてきた。とてもエキサイティング。興奮して眠れない。

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