アンテナ・カップラの完成です。
先日のブログに記載した通り「The Ultimate Transmatch」と呼ばれるインピーダンス変換回路です。製作例が多いのはπ型やT型が多いようです。この回路はトロ活にも書かれています。P338の図8.53の回路です。
私が入手した2連のポリバリコン360pF×2の容量可変範囲に合わせるためにスミスチャートでR=300Ωとし計算しました。1.9MHzから28MHzまで300Ωであれば50Ωにマッチングを取ることが出来ます。
空芯コイルで作ることを考えましたが、インダクタンスを確り出すことが面倒なのでT106-6カーボニル鉄のコアを利用し製作しました。50MHzも動作範囲としたかったのですがすっかり忘れていました。50MHzはフルサイズを容易に張れますのでチューナーを使うことは無いのかもしれませんが。
不足部品
樹脂のツマミ2個。ツマミ購入後にロータリースイッチの長さを調整。
入力のバリコンの範囲を再測定し、低いZに対応できる範囲を再確認してみる。
追記
低いZの件。3.5MHzより低い周波数でSWR=5程度が厳しいようです。出力側のバリコン用容量不足によるものですので、スイッチでCを追加できるようにした方がいいのかもしれないですが、あくまでもQRP用ですので、SWR=3程度からSWR=1.5程度になれば十分です。LWでは使えるほど範囲は広くない。